「Xmedia Film 織る」
ニューメディアアート・フィルムインスタレーション


主催:(一財)茨城県郷土文化振興財団/ルーラル吉瀬



 

 
   
  ■作品 2.ムービングイメージ・インスタレーション
『OBJECT SCAN TELEVISION』2018 / Color / Sound / 3min / HD
<キャプション>
織モノの視覚イメージを極大化する映像記録。
シミュラクル・スキャン、スキャン、スキャン…
モノ(キャンバス・スクリーン)は再現を媒介するミディアムになる。
■作品 3. ムービングイメージ・インスタレーション
『Media Tamago 織る』 2019 / Color / Sound / 13min / HD
<キャプション>
 メディアタマゴ“Xmedia”シリーズ。
 モノの外観スタイルは立方体に閉じ込められるレトロテレビから映し出される映像。聴覚的知覚と結ぶ込む伝統芸術に対する関係の美学。
 外部の皮膜に包まれた確認することができないボンヤリした映像はサウンドに頼るしかない。この地点で鑑賞者の美的体験は快感を得るのに十分だ。
 タマゴの黄身のように。それはオブジェに関する再解釈でありながらイメージの再現に関する質問である。
 
2019年 8月3日(土)、4日(日)10:00 ? 18:00
民家園 つくば文化郷 ギャラリーなが屋門
会期中の『織る』(60分)フィルム上映、14:00
            ■
 ニューメディアアート・フィルムインスタレーション“Xmedia Film 織る”は可能な範囲で既存の知覚習慣のことを解体させて観客に媒体環境に対する批評的距離を提供する実験的企画アートである。
 映像を基盤とするメデイアの限界点は視聴覚的再現のための平面スクリーンなどを必要とすることである。
 私は今までの再現手段や再現方式などを破ってスクリーンという平面的な再現方式から抜け出すことにした。ここで映像を媒介してくれるモノは鑑賞対象としてのオブジェよりモノ自体の主体的美学を生かすモノになる。
 空間演出のポイントは非可視・非聴覚を統制する美学的操作による新しい視覚的経験へ招待して美学的神秘感を体験する瞬間にまで導いていく。
 このような接近と構成方式は絶え間なく鑑賞者の存在を招喚し、イメージと向き合う身体的経験を積極的に介入・拡張させていくための実験である。
■作品1.ドキュメンタリー・インスタレーション
『織る』2019 / Color / Sound / 60min / HD  
<キャプション>
 織物に携わっている三人、 飯井照夫氏(織機)、伊達愛子氏(手織)、中平美紗子氏(紙を織る)は 人それぞれの仕事に関する体験や生き様を口述インタビューとして描いたドキュメンタリーフィルム。口述インタービューの物語は自分の人生を新たな観点で見つめ合い、人それぞれの存在に対する同質性と差異を覗き込むようになる。
 モノ(キャンバス・スクリーン)は再現を媒介するミディアムになる。
 
 
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