「いばらきの心・民話」今瀬理事長が講演

 平成28年6月19日、国営ひたち海浜公園古民家で今瀬理事長が茨城の民話について講演しました。
「天下野の由来」、「小木津からひいてきた泉福寺」、「弘法大師」など、県内各地に伝わる11話の民話について解説をしました。
   
いばらきの昔話

 最近は民話ということばで、伝説、昔話を考えるようになった。そのため、どちらが伝説でどちらが昔話という区別も考えなくてすむようになった。つまり、民話とは世間一般に伝わる説話という意味で範囲も広く、ことわざ、わらべ歌などを含めて言うようになった。
 伝説は歴史的人物に結び付いたり、土地の名称に関わりがあったり、社寺の創建に深いつながりがあったり、真実らしく語られることが多い。 
 昔話の場合は、「昔むかし」「昔あったとさ」「あるところに」「だそうな」「めでたし、めでたし」というような語り方をする。そのため、歴史とはほど遠いような話に考えられている。
 しかし、伝説も昔話も長い間語り継がれてきことは同じで、その村々の歴史を知るうえで大切なものになっている。  伝説は決まった型はないが、昔話はその点、型が整ったものが多い。グリム兄弟は「昔話の起源は、古代の神話や英雄伝説の残存と考えられる」としている。そして、昔話はどこかで作られたものが、伝播者によって伝えられたものようである。その真実は別として、日本の昔話には、東南アジアに原型があると考えられる話もある。
 昔話は動物物語、本格昔話、笑話の3つに分けるのが普通である。本県の場合、本格昔話は割合に少ない。その上、完全な昔話になっているのも少ない。例えば桃太郎の前半が語られたり、カチカチ山のほんの一部ののみが話されたりすることが多い。
 県内でも昔話はお話し好き祖父母や両親によって語られてきたが、その多くは桃太郎、一寸法師など全国的知られたものである。
 
   
   
   
   
   

 

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