国営ひたち海浜公園 古民家・里の家でお正月行事を開催

~今瀬文也理事長が解説と指導にあたる~
                                

ひたちなか市の国営ひたち海浜公園のみはらしの丘にある古民家・里の家で開かれたお正月行事に今瀬文也理事長が出席して解説や指導を行いました。当財団では協賛という形で協力しました。

里の家は、水戸市小泉町(旧常澄村)に建っていた民家の部材を一部移築して再現を行い、2008年にオープンしたもので、今瀬理事長は里の家の村長も務めています。



1月4日の新春茶会


1月7日七草祝い






1月12日 繭玉作りとドンド焼
 
 
   小正月
                                  今瀬文也

 全国的に正月1日から7日までを大正月、大年と呼ぶのに対し、14日、15日を小正月と呼んでいる。前者は中国暦の朔日重視の暦法、後者は満月を年初めとする。本県では、7日までを表正月、14、14、15日を裏正月として近年まで並存していた。

16日はダイサイニチといい皆仕事を休んだ
 この日、厄落としをする。常陸大宮市では、厄払いを14日にする所が多かった。42歳の男は近親の子などを連れて、神社に参拝しお6尺勺褌(ふんどし)に10円玉を42枚(昔は1銭玉)結び付け、境内でこれを落して伴の子供に拾わせた。これで厄を落せたのである。

14日から マユダマ}(繭玉)ナリキモチ・県内全域。 イイミミキケ・県北 アワボエエボ ・各地 鳥追い(ワーホイ)・県北 ドンドヤキ・県南・県西に多い 柿の木責め・各地。

 マユダマ(繭玉)マユダマは木の枝に餅や団子をつけ、土間や神棚に飾るもので、成木もち、花餅、お飾り、メエダマなどとも呼ばれた。 水戸市全隈町では、カシ、ナラ、ワタノ木、・ミズの木。山ボウシなどの木につけたマユダマを台所、神棚、氏神に飾る。そして子供の祝として初孫の生まれた家にマユダマを木に着けたまま水引をつけて贈る習わしがあった。

 土間には大きな木にいっぱい餅をつけ、神棚には水の木につけた餅をあげる。カマド神は家族や食物の守護神で、36人の子神を持つので、36個あげる。繭玉という文字によって、蚕の豊穣を祈るというが、全国の例では米の実った様をいっている。養蚕が入る前からある習俗という。本来は米の豊作を祈ったものである。繭を作るようになってからの言葉だろう。

 ドンド焼き 14日の夜又は15日の朝に火祭りが全県的に行われた。北茨城市では竹笹で作った鳥追い小屋を焼き、これをオカガリという。県内で小屋を作るところは少ない。「今夜はどこの
 鳥追いだ かまくさんの 鳥追いだ わたしも追って すけましょう わーほい わーほい」(東海村)お正月に飾ったお飾りを昼間子供たちが集めて来て、それを青年たちが、田圃に積んで、14日の夜か翌朝、火をつけた。竹の竿の先に餅をつけて焼いて食べ、1年の息災を願った。水戸付近ではワーホーイという。
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